抱きついても味気ない。
香りがしない。
唯を好きで居続けるのは根性がいるって
訳で。部屋を出て行こうとするシャツの裾を掴む。
「この続きはまた夕星にしよ…?」
嘆願するのだった。
振り返り、唇にそっと触れる。僅かに震え
ながら。
責任を感じてるのかもしれない。けど、
お構いなしな年齢が来るまで辛抱して
待ってて。
いつかお月様に近づくから──。
香りがしない。
唯を好きで居続けるのは根性がいるって
訳で。部屋を出て行こうとするシャツの裾を掴む。
「この続きはまた夕星にしよ…?」
嘆願するのだった。
振り返り、唇にそっと触れる。僅かに震え
ながら。
責任を感じてるのかもしれない。けど、
お構いなしな年齢が来るまで辛抱して
待ってて。
いつかお月様に近づくから──。



