触れて。築いて。


やはり狭い国。小さな国では世界で何が起きて
いるか、何が趣味趣向か、分かりづらい。


皆んな助け合って生きていけたら力を合わせて
生きていけたらどんなに楽か──。

気落ちする年齢に落胆する期待。怒り、悲しみ──。


私の齢(ヨワイ)では感動は感じなかった。
激動の時代だったから。狭い国で食べ物も質素で
たまには甘いお菓子が食べたかった。


それくらい幸せは物珍しく目に映った。
絵画が流行るけど、それが何?と
言いたくなった。


絵の具でいくら美しさ・素晴らしさを表現しようと
したとて、心に残るのは惨劇。舞台。音楽。


後世に残そうと必死になるあまり、日常生活は
送れたか?と不審に思う。本当の幸せって
へりくだってるものなんだと思う。


私の時代は少なくとも狭い意識に囚われた。
人間不信。無抗力。電気も通ってなくていいやと
なる。寂れた生活の方がお金をかき集める貴族の
手に掴めるほどなら、何も発生しない古典的やり方で
明日を過ごす──。