家まで送ってもらうと、 「唯。好きだよ」 初めて呼び捨てした。 自分の絵が画鋲で貼り付けられる感触だった。 「僕も好き」 照れながら笑う君。83億人の内選び抜かれた 顔立ちに、単純明快に甲乙つけがたい関係に 響いた。