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夢の中で、誰かが心配してくれている声が聞こえた。
「ん〜……い゙だっ!」
さっきまで寝ていたので、急に起き上がると頭痛がした。
起き上がったところで、体に毛布がかかっていることに気がついた。
あれ、誰かがかけてくれたのかな………?
疑問を持ちながらも水を取りに立ち上がる。
窓越しの、雪景色が見えた。
【コイセカイ】のアモールでは今は冬らしい。
元の世界に戻るための情報を集めようと、ドアを開ける………
ドアノブに手をかけた瞬間。
向こうがわからドアが引かれた。
「うわっ…!」
「危ない……」
そういって転びそうになった私を受け止めてくれたのはイケメンさんだった。
「ありがとうございます!」
「勝手に怪我されても困る」
そういえば、名前を聞いていなかった気がする。
「お名前教えてもらっていいですか?」
「レイだ。お前は?」
「私は胡桃愛(くるみあい)です。」
「くるみ………?ここでは聞かない名前だな」
あっ……!ここはアモールだから、苗字がないんだ!
「愛でいいです。………それより!ここってアモールで合ってますか?」
念のため、確認しておきたい。その方が元の世界に戻るときに便利だし。
「ああ、そうだ。それと、タメ口で大丈夫だ」
「ありがとうござ…、ありがとう、レイ!」
そう言うと、目を伏せたレイ。
いいよってことなのかな?
そう言うことにしておく。
「………今日はここに泊まれ。もう遅いだろ」
「あ、ありがとう。家が見つかりそうになくて………
ここにもう少し居ていいかな?
その代わり、料理と掃除はするから!」
少々渋りつつもレイはOKしてくれた。


