『好き』を見つけることが元の世界に戻る条件です!〜氷王子との同居生活、始まります!〜




そんな声が、レイには聞こえたのかもしれない。



「そんなことない。」



勢いよく椅子から立ち上がる。



ガタッ。



「アイは、………俺にとっての恩人なんだ」



「え?」



そんな愛おしそうに見つめられちゃうと………



勘違いしちゃうよ……



まだ、好きっていう気持ちがしっかりと残っていた。



「アイ、俺が親の事を話しても態度を変えなかったよな。」



「それは!当たり前だよっ!」



食い気味に答えてしまった。



「その事で態度を変えて、離れていく方が私は嫌だ!」



目力が強くなった私を見て、ふっと笑みを零す。



「俺の代わりにそう言ってくれるアイの事が好き、だった



…………………向こうの世界に行っても頑張れよ」



そう告げられた直後。



ついこの間見た、白色の光に包まれた。