『好き』を見つけることが元の世界に戻る条件です!〜氷王子との同居生活、始まります!〜





「私、レイが好き。」



「………は、?」



声を漏らし、動揺している。



それはそうだ。



今までそんな素振り、見せたことなかったから。



「好き、だったよ。今までありがとう」



そう言い残して、床から離れる。



熱くなった目元を隠すように手で覆った。



「…………バイバイ。」



歩くスピードを早めていった。



「……っ、ちょっ、まっ……!」



レイは勢いよく部屋を飛び出す。



床にある、温もりだけが残っていた。