恋は目をそらしたその先に ー夏祭り編ー

ゆいは一瞬、言葉を失う。


りくもゆいを見て、少し目を見開いた。


「……。」


「……。」


二人とも何も言わない。


そして、りくは少し照れながら笑った。


「浴衣……。」


ゆいの心臓が跳ねる。


「うん?」


りくは少しだけ視線をそらして


「……似合ってる。」


その一言で、夏の夜なのに


さらにゆいの顔は熱くなった。