恋は目をそらしたその先に ー夏祭り編ー

また、胸が鳴った。


「じゃあ、またあとで。」


「うん。」


りくが離れていく。


ゆいはその背中を見つめた。


そして、ふと気づく。


昨日までは、好きな人の背中を追いかけるだけだった。


でも今は。


振り返れば、きっとそこにいる。


そう思える。


それだけで、


いつもの学校が少しだけ違って見えた。