恋は目をそらしたその先に ー夏祭り編ー

その笑顔があまりにも自然で。


ゆいもつられて笑ってしまう。


「……楽しかったね。」


「うん。」


「また来たい。」


「来年も?」


「うん。」


りくは少しだけ考えるような顔をしてから、


「来年も、その次も。」


そう言った。


「……ずっと一緒に来よう。」


ゆいは返事をするのを忘れた。


胸の奥に、静かな波が広がっていく。


来年。


その次。