恋は目をそらしたその先に ー夏祭り編ー

「じゃあ狙ってみ。」

「……。」

ゆいは真剣に狙う。

ぱん。

弾は見事に外れた。

「……。」

「……。」

「今のは練習。」

「はいはい。」

りくが笑いながら隣に立つ。

「貸して。」

「できるの?」
「たぶん。」

りくが銃を構える。

さっきまでのふざけた雰囲気が消えて、目が少し真剣になる。

ぱん。

クマが倒れた。

「えっ!」

ゆいが目を丸くする。

「すご……!」

「まあ、こんなもん。」