ゆいが思わず呟く。
「人、多いな。」
「はぐれそう。」
「じゃあ、ちゃんと俺の近くにいて。」
「……うん。」
その言葉だけで、心臓がまた少し速くなる。
人混みの中へ入る前に、りくが一度立ち止まった。
そして、ゆいを見る。
「ゆい。」
「なに?」
「……手。」
りくが差し出した手を見て、ゆいは目を丸くした。
「え……?」
「人、多いな。」
「はぐれそう。」
「じゃあ、ちゃんと俺の近くにいて。」
「……うん。」
その言葉だけで、心臓がまた少し速くなる。
人混みの中へ入る前に、りくが一度立ち止まった。
そして、ゆいを見る。
「ゆい。」
「なに?」
「……手。」
りくが差し出した手を見て、ゆいは目を丸くした。
「え……?」


