恋は目をそらしたその先に ー夏祭り編ー


りくが黙る。


ゆいは言ってから、恥ずかしさで顔を上げられなくなった。


「……今さらだけど。」


「うん。」


「それに……」


「それに?」


「……りくがかっこよかったから。」


言い終わる前に、ゆいは前を向いた。


もう無理。


恥ずかしすぎる。


聞こえていないふりをしてくれればいい。


そう思ったのに。


「……それ、反則じゃない?」


りくの声がした。