アンケート企画「強がりの嘘」

数日後。

覇犁は学校の放課後、再び図書室で帆稀と向き合っていた。

「帆稀、魅杷と仲直りできたよ。……それから、帆稀の気持ちには応えられない。本当にごめんなさい」

帆稀は少しだけ寂しそうに目を細めた後、ふっといつもの意地悪な笑みを浮かべた。

「知ってるよ、そんなこと。お前があいつにベタ惚れなことくらい、ずっと隣で見てきたんだからさ」

帆稀は覇犁の頭を軽く小突いた。

「これからは、もう俺に変な甘え方すんなよ。あいつに怒られるのは勘弁だからな。……でも、どうしても困った時は、また『相談』くらいは乗ってやる」

「うん。ありがとう、帆稀。私の最高の親友」

すれ違い、傷つき、それでも私たちはそれぞれの本当の答えを見つけた。

春の少し冷たい風が、今度は私たちの背中を優しく押してくれるような気がした。