*主役じゃなくても*



「うん。いいけど。

トナカイのこともあるし。」


『よかった~。

でも、華、お前みたいな、優しくて紳士的みたいな男好きだしな…

惚れたりとかしてたら、どうしよ~。』


「大丈夫だよ。

華ちゃんが僕のことを好きになっても、僕が華ちゃんを好きになっても。

だって、僕は当分、恋人はつくらないから。」


『えっ!?なんで?』


「おじいちゃんの仕事をしっかりやりたいんだ。

そしたらせっかくのクリスマスを一緒に過ごせないだろ。

だから仕事を、テキパキとこなして、時間に余裕ができたらそのときには、考えるよ。」


『そしたら華って可能性も?』


「もちろんだよ。

そうなったら、冬斗でも手加減しないから。

華ちゃんしっかり捕まえとかないと、しらないよ?」