昏い眼差し

友人の家族と結婚披露宴に呼ばれ冠婚葬祭用
の仕立てたスーツに揃えた。


友達の安未果(アミカ)に誘われお酒をフルート
グラスに注ぎ入れたのを乾杯した。


やむ無く始まる披露宴。暗闇になりざわつき
はじめ、スポットライトが照らしたのは壇上。


燕尾服に身を纏った男性のタッティングやら
ブレイキングダンスが始まる。


顔にはドミノマスク。アンティークな箱を物陰
から出し手品を披露。


忽ちスタンディングオベーション。雑多な人々
の中から女の人の手がひかれる。細く華奢な
女性だった。