最後の授業も終わり、私は帰りの準備をしていた。



すると突然、後ろから抱きつかれた。



「えっ?」



私が振り向くと、そこにはニコっと笑う愛美の顔。



「あはっ♪びっくりしてんの!」



「だって急に抱きつくとか意味わかんないし!」



「ごめんなさい♪てか、早く行こう!」



「あ、うん!」




私と愛美は急いで自転車に乗った。



「今日もたくさん歌うぞぉ~♪」




「だね!カラオケの2時間なんて、あっという間だもんね!」




「そうそう♪」




私と愛美はこうしてよく学校が終わるとカラオケに行った。




安いし、ドリンク飲み放題だし、歌うだけじゃなくて語るにも最適な場所なんだ。