あれから時は過ぎて、12月。
すっかり寒くなったこの季節、バスの窓から見えるのは新潟の雪景色。
「雪だぁ~!」
辺り一面真っ白に染まって、雪がパラパラと降り続けている。
うちの学校はちょっと変わってて、修学旅行の代わりに1泊2日のスキー研修があるのだ。
「ねぇ祐奈、そういえば朝倉となにがあったの?」
「あぁ、えっと…」
文化祭のときの出来事を、バスの隣に座る美咲に打ち明けた。
「それさ、告られてんじゃん。」
「…えぇ、そうなの!?」
横で美咲は「はぁ」っと大きくため息をついたのだ。
でもさ、好きって言われたわけじゃないから違うと思うけど…。
朝倉くんは、あれから至って普通に接してくれるし。



