好きなんですっ、先生!


私は今、夢の中にいる模様。

「はい、みんな揃ったなー」

私の目の前には、なんと大好きな背中がみえます。
 


――カツカツ

「一応初めましての奴もいるからなぁ、椎名です。1年間よろしく。」

先生は黒板に自分の名前を書いてそう言ったのだ。

黒板から振り返った先生をじーっとみつめながら、もう一度念の為顔をつねったり、引っ張ったりしてみたけど。

…どうやらこれは現実のようです。

ううううう…嬉しすぎるっ!



なんとなんと、私の大好きな椎名先生が担任の先生になりました。



今死んでも、わたし、天国で幸せに暮らせます。 


「今日は初日だから手短にいくぞー」


そんなっ、手短に何て言わないで、ここでずっとみつめていたいよぅ。

そしてなんで今日もこんなに、かっこいいのだろうか。



「…はいではー…」



にやにやしていると一瞬だけ先生と目が合った。

えっ、先生今私の方見てたよね?

まぁあの顔は『何にやついてんだよ、お前』の顔でしたけど。