「神崎、やっぱ熱だったらしいじゃん。もう大丈夫なの?」
「あ、もう大丈夫だよ!…朝倉くんごめんね、私70点とれなかったよ。」
「ならよかったけど…それで、何点だったの?」
「………まだ見てません泣」
―――サッ
「はいせーのっ」
「ちょっと!美咲!」
美咲が私のテストを勝手にひっくり返したのだ。
まぁいっか。一緒に見てもらう予定だったし。
―――――――――――45点 Bクラス
「祐奈にしては、頑張ったじゃん!!すごいよ!」
「もうなーんも嬉しくないもん。」
私はほらねといわんばかりに、机にだらーんと横たわった。
このBって字を消して、Aに書き直してやろうか。
…まぁでも確かに、美咲の言うように、30点ギリギリの私が体調悪い中よくやったもんだ。
「そんな落ち込むなってー。また俺が勉強教えるからさ?」
朝倉くん…優しいけど、私やっぱり数学はだめみたい。
あーあ~。なんでよりによって椎名先生、数学の先生なんだろう。



