好きなんですっ、先生!

(先生side)



「椎名先生、これ来年のクラス名簿です。」

「あぁ、ありがとうございます。」



主任から来年の名簿をもらって開いた瞬間、驚きを隠せなかった。

俺の予想、次は1年の担任になる気がしていたからだ。

それと同時に、…なんだか心があたたまった。






ある日の部活中。


部員たちに休憩を促したあと、校庭の端っこには神崎と相田の姿が。



「お前らまだ帰ってなかったのかー」

「わたし先生のクラスに入れてほしい!ね、お願い!」





キラキラした眼差しで、彼女はそう言った。

そんなこと言われなくても、お前は俺のクラスなんだけどな…。

本当は嬉しくて。
喉の手前まで出てきた「お前は俺のクラスだけど」って言ってやりたかった。

ほんとに、こいつからは目が離せない。

直球ストレートすぎて…純粋でけがれのない神崎のこと、なんだか守ってあげたくなる。