好きなんですっ、先生!

(先生side)



3年の担任になった俺は、いつも通り仕事に追われ、職員室でテストの採点をしていた。

最高学年になった途端、やる事が多い。


「…いた!先生!」


突然の声に顔をあげると、馴染みのない生徒がこっちをみて手を振っていた。

周りをキョロキョロ伺ったが、職員室には俺しかいない。

……なんだ、新入生か?


「どした?」

「先生と話したくて!来ちゃいました~♪」

「お、おぉ…」




まぁ、俺のとこに寄ってくる生徒なんて日常茶飯事だし、この時はそんなに気にはしていなかった。



だいたいの生徒は口を開いたと思ったら、彼女はいるのか、カラオケ行こうだの。

付き合ってください、とか言ってくる生徒も何人かいた。

そんなの学生のノリでしかなくて、憧れとかそんな程度のことだ。