「先生のばかっ。」 足元にあった石ころを蹴り飛ばしてみた。 すると、先生の車が動き出して。 「神崎、メリークリスマス。」 車の窓を開けた先生はそう言って。 「メ、メリークリスマス…じゃあね先生、ありがとね!」 先生は片手をあげて、そのまま行ってしまった。 こうやってまた先生のペースにのみ込まれて。 つけたままのマフラーからは、石鹸の香りが漂って。 胸がきゅんってなったの。 先生と過ごしたクリスマス。 私一生忘れないよ。