―――ヒュルル~ 冷たいかぜが吹いた。 やっぱり海沿いは寒いな~ 「じゃあこれやるから、元気だせよ~」 首元に巻き付けられたのは、グレーのマフラー。 心臓がバクンって飛び跳ねて。 先生の石鹸のいい匂いがする… 「いい匂い…一生ここに顔を埋めて、寝る時も離したくないよ…」 先生はわたしの取扱説明書でも持ってるのかな。 「やるって、今だけな?後で返せよ。」 「えぇ~やだ、持って帰りたい!」 「…もう好きにしてくれ。」 呆れながらも、横でそう言ってる先生は優しいね。 ふへへへ。