何て思っていたら、早坂くんが言った。
「勉強なら、コイツに教われば?な、朝倉!」
「あぁ、うん、俺でよければ全然教えるよ」
早坂くんの隣にいたのは、同じクラスになった朝倉湊(アサクラミナト)。
朝倉くんもサッカー部。それに学年ではいつも成績トップを争う優秀な男子なのだ。
…ちなみに、少し茶色がかった地毛に、整った鼻筋、優しそうなぱっちりとした黒目。
頭いい、スポーツ万能、おまけにイケメン爽やか男子、これでモテないはずがない。
ま、先生の方が5億倍かっこいいけどね。
「いいの?ぜひ!ぜひともお願いします!!」
「じゃあ、今日の放課後時間ある?俺、部活休みだから」
「うん!ありがとう朝倉くん!」
ラッキーなことに朝倉くんが、数学を教えてくれることになった。
お昼休みが終わるころ、美咲には『てかさ、椎名に教わればいいじゃん』とか言われたけど。
ノンノンノン、わかってないなぁ美咲ちゃん。
成績良くない私がいきなり上位に入ったら、先生もびっくりして私のこと褒めてくれるに決まってるでしょ?待っててねっ先生。



