お昼休み。
「美咲おねがいっ!数学教えて、このとおーりっ!」
「えー嫌だよ、祐奈何度教えても、覚えないし~」
美咲はそう言うと、紙パックのレモンティーを飲み始めた。
「ねぇ、そんなこと言わずにさぁ、一大事なんだよお…お願いっ泣」
私とは違って、美咲は成績優秀。おまけに可愛いルックスにもはや無敵なんじゃないかと、羨ましいばかりだ。
「そんな浮かない顔して〜どしたの2人とも」
後ろから「やっほー♪」と美咲に手を振りながらこっちにきたのはサッカー部の早坂くん。
なんと奇跡的に私達3人は、また同じクラスになったのだ。
「私じゃなくて、用があるのは美咲なんでしょ~お構いなく~」
「祐奈がね、どうしても数学教えて欲しいって言ってるんだけどさ〜私には手に負えないよ〜」
美咲と早坂くん、早く付き合っちゃえばいいのに。



