好きなんですっ、先生!


――ガラ

「授業始めるぞー」

教室に入ってきた先生をルンルンで見つめていたら…なんとなんと、安西先生もセットでついてきたのだ。

え?なぜ?私の大事な先生の授業なのにぃ。



「数学は、隣のクラスと合同で、二つのクラスに分けて授業をすることになった。」

「先生、分ける基準はなんですかー?」

先生の発言に、クラスの生徒が質問した。

あ、言ってなかったけど、先生の教科は数学です。

「来週の小テストで、成績順で分ける。お前らの成績に合った授業を進めるためのものだからなー」




え、待ってよ。じゃあ、安西先生の授業になりうるかもしれないってことなの…?

無理、ぜっっったいに先生のクラスじゃないと嫌。



「どっちが椎名先生のクラスなの?♡」

「俺、遥香(ハルカ)ちゃんのクラスがいいわぁ」

周りの生徒たちがざわつき始める。

それに安西先生は、遥香って名前らしい。




「成績上位半分はAクラス。担当は俺。あとの半分Bクラスは安西先生が担当して下さる。ちゃんと勉強しろよーお前ら」

な、なんですと…!

私、勉強は大の苦手。特に数学なんて数字を見ただけで吐き気がします。

でもでも、そんなこと言ってられない…来週までになんとかして、勉強しないと…。