好きなんですっ、先生!



次の日。

教壇に立つ先生の姿に、幸せをかみしめています。


「はいSHR終わりまーす」

よしっ、今だ!

「美咲、お願いついてきて!」

「はいはい~」

美咲を連れて、廊下に出ていった先生の背中についていく。




「先生!見て、今日の私どう?」

私の声に『またお前かー』とか言いながら、こっちに振り返った先生。


「なんだ?…ボタン開けすぎ。校則違反!ちゃんと閉めなさい。」

「あとは?あとはなんか、気付かない?」


はぁっとため息をついた先生は私の首に視線が止まった。


「ネックレスもダメ。外さないなら、没収すんぞー…てかなんかお前、香水でもつけてんのか?」

「正解!さっすが先生、私の事わかってるぅ♪」

「高校生がいきがってんじゃない。この大バカ者!」



―パシッ

そうやっていつものファイルで叩いてくれるのも、もう何回目だろうか。

私以外の生徒に叩いたりしたら、怒るからね?