――ガラガラ
「先生!私のお願い叶えてくれてありがとう!もしかして、先生も私の事好きなの?なんだ、だったら早くそう言ってくれれば「おいうるさいぞー、神崎しずかにしろー」
せっかく私の喜びの気持ちを伝えに来たのに、あっけなくうるさいと言われてしまいました。
「ふふっ、可愛い生徒さんですね、椎名先生」
奥で聞いていたであろう、見たことのない女性がでてきたのだ。
な、なんだ、この色気ムンムンな女は…!
「…だれ」
―パシン
いつものファイルで、頭を軽く先生に叩かれた。
「痛い!ひどいよ先生!」
って言いながらも、全然うれしいんですけどね。
「こらぁ、隣のクラスの安西(アンザイ)先生だ。先生に向かって失礼だぞー」
『すいません』と言って先生は安西先生にぺこっと一礼した。
それにしても、なんだこの先生…2つボタンの開いたYシャツに大人っぽい小さめのダイヤが光ったネックレス。
先生にしては、短めなタイトスカートを履いている。年齢は先生と同じくらいに見えるけど。
安西先生は茶色のふんわりとしたセミロングの髪に、茶色いくりくりな大きな瞳。
そのくりくりな瞳で先生の事をじーっと見ていたのだ。



