「あ、いた!せんせ〜っ!」
私の日課は、毎日先生に一回でも話しかけること。
今日もいつも通りに職員室の入り口で、ひょこっと顔を出した。
「またお前かぁ、用がないならさっさと帰れよ〜。」
「先生に会わないと、私の1日終われないんだよ?」
「はいはい。」
誰もいない職員室の自席に座る先生は、はぁ〜っとため息をついてからマグカップを口に運んだ。
こうやって先生は、私のことなんてちっとも相手にしてくれないの。
椎名冬希(シイナフユキ)先生。
黒髪の短髪、ぱっちり二重の瞳、整った輪郭におまけに180cmの高身長。
先生は3年生の担任なのだ。



