星月夜




なんと、


「彰・・・」


その言葉に、原くんがぴくりと動いた。


その言葉が聞こえていたのか、彰がこっちを向いた。


ああ。見間違えが良かった。


隣には、可愛らしい女の子と腕を組んでいた。


ああ。やっぱな。


そう確信した部分と、落胆する部分があった。


彰は気付いているだろうか。


そのまま、その女性と一緒に夜鶴の横を横切った。


何の表情も変えないまま。


「原くん・・・」


原くんは気まずそう。