「やっぱ、白石って意外とガード硬いよね。女の子と二人きりには絶対ならないって感じ? 話すし、二人じゃなければ遊ぶし」
「そっか……」
作戦会議みたいなものをしてる間に、白石くんは話をまとめちゃってたみたいで、
「明日、行ける人いる?」
と、男友達に聞いてる。
夏希は、秋野さんとも仲がいいから、
「夏希も来なよ、明日」
と誘われている。
夏希は白石くんのことただの友達って言ってたし。
変な嘘とか、絶対つかないし。
「それ、未空も行っていいの?」
「え、未空ちゃん? 全然いいけど」
漫画とかで見る、イケメンを狙う可愛い子って、何がなんでも! って感じがするけど、
秋野さんは全然ちがくて、普通にいい子。
だからこそ、白石くんが好きな私にとっては、勝ち目がなさすぎて悲しくなる。
「未空、良かったじゃん。大人数だけど、白石と遊べるって」
夏希が普通の声でそういうけど、私たちのすぐ隣には、ご本人。
さっきまであった女の子たちの壁もなくなってる。
「あんまり大きい声で言わないでー…!」
私が、隣にいる! とアピールすると、察しのいい夏希はすぐに気づいて、手を合わせて謝るジェスチャーをしてきた。
それに対して、私も親指を立ててグッドポーズで応える。
白石くんの方をあわてて見ると、こっちは見ていなかったけど、ちょっと疲れたような表情をしていた。
すぐ普通の笑顔に戻ったから、私の見間違いかな……。
