白石くんは3駅先なのに、次の電車に乗ればいいって、家まで送ってくれた。
私の家は近くはないから、大丈夫だって言ったけど、もう6時だし危ない、って言われた。
優しくして貰えるのは嬉しいけど、今までと比べて一緒にいる時間が長すぎて、供給過多になりそう。
だけどやっぱり話すのは楽しいから、帰り道ずっと笑顔でいた。
家に帰ってから夏希にメッセージを送る。
「今日、白石くんと一緒に帰っちゃった!」
夏希からはすぐに返信がくる。
『まじ? 良かったじゃん!』
「うん!」
『掃除は? できた?』
『もう、いい子すぎて感動。』
そのメッセージと一緒に、泣いている犬のスタンプが送られてくる。
夏希がよく使っているそのスタンプの、猫バージョンを持っているので、猫が感謝してるスタンプを送り返す。
夏希は、またね! って言ってるスタンプを送ってくる。
目的がこれだけだって、わかってたみたい。
私もそれを見てスマホの電源を消す。
いつもと違かった白石くんの笑顔を思い出して、あんまり寝れなかった。
