奇跡を起こして、願いを叶えて。

家に帰ったあと、助けてくれたことを夏希に電話で報告すると、夏希は驚いていた。


「白石が!? 未空に!? バックハグ!?」

「あ、ちょっと! 声でかいって。ママに聞こえる!」


さっきの夏季の声で、ママがもうすでに、


「どうしたのー? なんかあった?」


って気にし始めちゃったし!


「なんでもなーい!」


ママに大きい声で返事したあと、また話し始める。


「これ、どういうことだろ? ほんとにわかんない」

「それなっ! わざとか、無自覚か…。

とりあえず、白石には笑顔振り撒いとけば大丈夫。

未空は可愛いんだから」

「そう? お世辞でも嬉しいよ〜。夏希も可愛い!」

「もーう! お世辞じゃなくって! ほんとに可愛いんだから自信もってよ」

「はいはーい、ありがとね」


美人な夏希に可愛いって言ってもらうと、勇気が出てくる気がする。

自分が可愛いとは思わないけど。