甘い口溶けを

雪君に住所聞いとけばよかった。


ああ手のひらから零れ落ちる雪君の存在──。


「何やってんだ、信号赤だぞー!」


聞いたことある声。抱き寄せられる体。


上から大好きな雪君の声──。


ポッと顔が赤くなる。


「雪君っ居なくなっちゃ、やだっ」