「トランプ……?」 確かにプレゼントは、お月さまが欲しい、などと無茶を言っていたけれど。 何故にトランプ? 脈絡も何もないじゃないか。 「……つまで寝てるの……って、え?」 がちゃ。 突然部屋のドアを開け、現れた母に箱を見せる。 「どうしたの、それ?」 「サンタクロースがくれたっぽい」 「そ、そう?」 何故か顔色の悪くなる母親。 それに気付くことなく、少年は中身を見る。 なんてことない、普通のトランプ。 だけどその53枚目で、手が止まった。