「そんな夜には、空間が歪む。そしてその隙間から、きみみたいに迷いこむ子が稀に私に出会うのさ」 それは、夢想と現実であり、 それは、本音と建前であり、 それは、カードの表と裏。 見えるものと見えぬもの、 創れるものと創れぬもの、 相反する欠片の集合体。 空の歪んだ星月夜、叶わぬ夢を描く者は、時に時空をさすらって。 男のもとへ、流れつく。 何故ならそれが、最後で最高の切り札、叶わぬ夢を叶える為の、最終手段である故に。