俺様王子と空とキス。



「あのさ、鈴野…突然こんなこと言うのもあれなんだけど…」



んんん???こ、これは、もしかして…告白…?

待って待って。先輩、私まだ心の準備ができてません…。

一応、いちおうね?わたし、彼氏持ちなんです泣









「は、春斗先輩、あのわたし…「一緒にバイトしてくれない?」



「………え?」


「うちの店、人が足りなくてさ。夏休みの間だけでいいから…あ、嫌だったら全然大丈夫なんだけど。……鈴野?」





ババ、バイトって…

さっきの脳内お花畑の私をどうか許してください、先輩。


隣の先輩からの視線に、現実に戻った私はハッと我にふり返った。



「あ、あぁ!すいません、びっくりしちゃって…バイトいいですね!楽しそう!」


「いいの?助かる~。明日店長には伝えておくから!」




私ったら、勢いで返事をしてしまった…。

でもまぁ、いっか。どうせ夏休み暇だし。

それによくよく考えたら、春斗先輩とバイトできるチャンスなんて、残りの人生考えたらそうそうないわけで。




「…い、いえ!嬉しいです、誘ってくれてありがとうございます!」



とかなんとか言って引き受けてしまった…。