「楽しかったなー!また夏休みも行こうぜ、安くしてくれたし♪」 「もうあの店には行かねぇ」 「えーなんでだよ…玲央あの先輩に嫉妬してんの?」 「……うるせぇよ」 前で歩く浅井くんと一ノ瀬の会話が丸聞こえだ。 「柚葉…モテ期来たね♪」 愛美が言った。 「えぇ、そんなことないし、先輩はいつもあんな感じで優しいから……」 「柚葉家まで送る、行くぞ」 愛美と話していると前にいた一ノ瀬がふいに私の手を繋いできたのだ。