俺様王子と空とキス。



「柚葉、先輩ってバイトしてたの知ってたの?」

「いやいやいやいや!知らないよ、知ってたら来てないし…!」

「でもさぁ、一ノ瀬くんもだけど、やっぱ春斗先輩かっこいいよねぇ♪」

「うんまぁ……!?」


浅井くんの歌声が響く部屋の中、愛美と顔を近づけながら話していると、横で座っていた一ノ瀬が思いっきりこちらをほっそ~い目をしてみていたのだ。


「わたし、飲み物とってきまぁす…」

一ノ瀬の視線に耐えられなくなった私は、一旦ドリンクバーを取りに行った。




――ピ、ジャー


「はぁあ~…」

「鈴野?どした~ため息なんかついて」

「…せ、先輩!」

ドリンクバーの補充に来た先輩と、なんと2人きりになってしまったのだ。


先輩は黒髪の短髪に、まん丸で優しい瞳。高い鼻筋に笑うと片方だけできるえくぼ。
いつみても癒されるし、やっぱりかっこいい…。