私達は空港に向かうため、クラスごとにバスに乗った。
もちろんわたしの隣には、愛美が座っている。
「柚葉よかったじゃん、初彼氏からの初プレゼントだねぇ♪」
「た、たしかに」
彼氏がいることも、プレゼントを貰うのも、全部初めてだった私には、なんだか少女漫画みたいな展開に、正直頭が追いつかないところです。
貰ったプレゼント開けてみよっかな。
揺れるバスの中、ガサガサっと箱を取り出してみた。
「っふ、これかよ」
そこには、『お前に似てるな』とか言ってた、ちょっと困った顔のシーサーの置物。
思わず笑ってしまった。
「何にやついてんの、柚葉〜♡」
「別に、にやついてないってば!」
どうせならもっと可愛いのが欲しかったけど、これはこれで嬉しかったし、まぁいっか。



