ガタン 「心配させんなよ…」 「ちょ、ちょっと」 部屋について早々、私のことを再び抱きしめる一ノ瀬。 冷えていた体は徐々に彼の体温によって元に戻って行く。 そんな彼の心臓の音がバクンバクンッと伝わってくる。 それに負けないくらい私の鼓動も高鳴っていた。 「もういいでしょ、離してよ…」 「誰もいねぇし、いいだろ別に」 「…よくないんですけど!」 心臓がもたないと思った私は、無理やり一ノ瀬の体から離れた。