俺様王子と空とキス。



…−−ガタンゴトンッ−…

ただいまの時刻8時3分。

駅から学校まで歩いてだいたい5分。

私はいつもこの時間の電車に乗っている。



ピッ

駅の改札を通り抜けたその時。

「おい」

ゆっくりと後ろを振り返ると、綺麗な顔立ちでこちらを睨んでる一ノ瀬の姿が。

まさかとは思ったけど…本当に待っていたとは。



「3分遅刻、つーか来る気なかっただろ」

「だって…別に私あんたの彼女って思っ…」



ドンッ

「今日の昼、一緒に学食いくぞ」


駅の改札の端で壁ドンされた私は、ドキドキすると同時に、辺りをキョロキョロと見回した。


「…ちょ、ちょっと!こんな人前でやめてよっ!!」

「ぶっ飛ばすって言ったよな」

いやいや、ぶっ飛ばすっていうか、普通にキュンありの壁ドンなんですけど。


「いいから行くぞ」


一ノ瀬はそう言って手を繋いで強引に私を引っ張る。
無理やり繋がれたけど、大きくて男らしい手に、正直少しだけドキッとしてしまった。

さらにまたまた私達の登校姿に、一ノ瀬のファンたちはギャン騒ぎ。