完璧な私が完璧じゃなくなるとき



ささっとお風呂を終わらせて、リビングで宿題を開く。

優人は勉強していかないけど、だからといって帰ることもない。

暇じゃないのかと聞いても、そんなことない、しか返ってこないし。

お母さんが帰ってくるのは何時になるか分からない。

優人が帰るのは、お母さんが帰って来た時か、私が寝る時。

あとはたまに優人ママから何か言われた時。

それ以外は一緒にいてくれる。

だけど話すこともない。

強いていえば、私が勉強で躓いたときに質問をするくらい。

これも小学生のときから変わってない。

当時は熟年夫婦なんてからかわれてたけど、中学生になって、優人が周りの目を引くようになってからはそんなこともなく。

「…昔はちっちゃかったくせに。」

「なんの話?」

「…こっちの話。」

そう言えば、深くは聞いてこない。

あまり興味もなさそうだし。

……………。

…ダメかも。

今日は勉強する気になれない。

私の行動に不思議そうな顔をしてるけど、お互い何も言わない。

だから、私も優人と並ぶようにソファー座ってみた。