完璧な私が完璧じゃなくなるとき



やってきてしまった、土曜日の朝。

目が覚めれば、目の前に優人の顔。

えっと…。どういうこと?

「あ、起きた?おはよ。」

「おはよう…?何してるの?」

「んー、ベッドドン?」

確かに背中にはベッド。

目の前には優人がいるけど…。

「な、なんで…?」

「こうでもしないと逃げるだろ。」

「逃げてないよ。」

「逃げてるだろ。」

避けてるだけ。って言ったところでそれは屁理屈になっちゃうか…。

「わかった。もう逃げないから、そこ避けててくれる?」

「リビングにいる。」

そう言って優人は部屋から出て行った。

びっくりした…。

悲鳴こそ出さなかったけど、なんであんな事したのか分からない。

最初からリビングにいたら良かったのに…。

でももう逃げれない覚悟はできたかも。

話を聞く覚悟はまだないけど。

だって、きっと何を言われても傷付くことは分かるから。

冗談だったとしても、私は避けてたから、私の気持ちはバレてる訳で。

できるだけゆっくり準備しても、時間は稼げない。

準備って言っても、着替えくらいだけど…。