完璧な私が完璧じゃなくなるとき



「何?どうしたの?」

教えてが言えなくて、キッチンを覗いてたら不審がられちゃった。

「お勉強…?」

「俺に聞かれてもわかんないよ。」

「それは確かに。」

「料理も覚えたいの?」

「覚えれたらいいなって…」

ため息をついて、ダメと一刀両断された。

あれ?ちょっと拗ねてる?

「…わかった。見てるのはいい?」

「それだけなら良いよ。」

良いよって顔してないけど、深く言ってもきっと何も言わないだろうし、そっとしておこう。

一定のリズムで刻んでる。

ざっと見た感じ、サイズは均一になってる。

これ、コツとかあるのかな?

きっと聞いても教えてくれないのは目に見えてるしなぁ。

実際にやってみたら分かるかもしれないけど、優人が許してくれるわけもないし。

昔、手料理を振舞おうとして刻んでる時に、間違えて指を切ってからは、私がキッチンに入るのは禁止にされちゃった。

朝はご飯食べる習慣もないから、特に困ることもなく。