完璧な私が完璧じゃなくなるとき



あれから、テスト期間はあっという間に終わった。

順位は相変わらず1位が優人。

2位は私。

そして、周りの目も変わらず。

だけど、優人が調べてくれたことは聞いてた。

そして目指すのは、別クラス。

優人には待っててもらって、ひよりちゃんには先に帰って貰った。

「相沢さん、いますか?」

まだ帰るのは早い時間だし、結構な人が残ってる。

「相沢は私…って、佐野さん!」

そう言って笑顔で駆け寄ってきたのは、噂を流した張本人。

そして、私のファンクラブの会長……らしい。

「ちょっと、話したいことがあるの。2人で。」

「私にですか?」

お互い笑顔。

だけど、その笑顔は私の次の言葉できっと崩れる。

「出来ればあまり聞かれたくないと思うの。移動してもいい?」

「……分かりました。」

やっぱり、笑顔は消えた。

心当たり、本当にあるんだ。

移動先は決めてある。

そこはそう。体育館裏。

ひよりちゃんが突き飛ばされた場所。

「バレちゃいましたか。」

着くなり先に口を開いたのは、相沢さんだった。

「うん。ちゃんと証拠付きで。」