完璧な私が完璧じゃなくなるとき



あれから勉強を再開して、休憩してを繰り返してた。

「もうそろそろ、帰ろっかな…。」

ふと、ひよりちゃんが顔を上げた。

時計を見れば結構、時間は進んでた。

「送っていくよ。」

「まだ明るいし、大丈夫だよ?」

でも、学校の人と会うかもしれない。

ここは申し訳ないけど、無理やり突き通させてもらおう。

「ずっと座ってたし、体動かしたいんだよね。」

「なら、お願いしようかな…?」

もちろん、優人にも着いてきてもらう。

駅までの道のりはやっぱり、テストの事。

ひよりちゃんにとっては、ここが初めてのテスト。

前の学校とのテストの難易度はまだわかってない。

そりゃあ、不安になるよね…。

「分からないところあったら、いつでも聞いてね。」

「ありがとう美琴ちゃん!また学校でね!」

バイバイして、改札を通って行った。

「ねぇ、優人。相談なんだけどね。」

「ん?」

「噂を流した人って、どうやったらわかると思う?決定的な証拠も含めて欲しいんだけど…。」

「んー、それ、美琴はあんまり動かない方がいいよな。こっちでやってみるよ。」

優人の目は優しくて、すごく頼もしかった。