完璧な私が完璧じゃなくなるとき



「…。もうダメ。休憩しよ?」

一番最初に根をあげたのは、ひよりちゃんだった。

大体2時間くらいやってたみたい。

私は集中できてなかったけど。

「買ってきたおやつ食べよっか。用意するね。」

お皿にお菓子を盛って戻る。

そういえば、2人の時って何話してるんだろう。

「…佐原くん……だよね……。」

ひよりちゃんの声が聞こえるけど、優人の声は聞こえない。

それに、何の話かも全くわからない。

聞き耳立てるのは良くないよね…。

ドアを開けたら勢いよく振り向く2人。

えっ…?

もしかしてお邪魔だった?

どうしてそんな青ざめた顔するの?

「え、何かあった?」

「う、ううん。何も無いよ。早くお菓子食べよ!」

そんなに聞かれたらまずい話してたのかな。

もしかして、優人はひよりちゃんのことが好きとか?

どうしよう。

……嫌かもしれない。

今までは、そんな人いなかったから、優人の幸せが1番って思ってたのかな。

わかってる。

ひよりちゃんは明るくて、優しくて、可愛くて。

裏表もない、表情豊かな人。

私が男だったらきっと好きになる。

でも、優人にはそう思って欲しくない。

それに、ひよりちゃんは、私の気持ちを知ってる。