完璧な私が完璧じゃなくなるとき



そして、いよいよ始まった勉強会は、黙々と進めて分からなかったら聞く、というスタイルで始めた。

時々聞こえる、ひよりちゃんの唸り声。

その時にどこ?と聞いて、そのまま教えていく。

私の部屋のテーブルに優人とひよりちゃんがいる。

確かにこれは、勉強どころじゃないかも。

珍しく、優人もちゃんと勉強してるのに、私だけ集中出来ないのはやるせない。

それに、2人とも頑張ってるんだから、私だけ頑張らない訳にもいかない。

「優人、ここ。」

「ん?あぁ、これは……。」

「え、美琴ちゃんは佐原くんに聞くの?」

「え、うん。優人の方が成績いいよ?」

「いつも寝てるのに…?」

「天才タイプだよ…。本当なら今日だって勉強しなくたって良いくらいだし。」

ひよりちゃんは納得いってないって顔してる。

私よりわかりやすいんじゃないかな?

でもそうだよね。

普段寝てるし、私の家でも勉強しないし、一体いつ勉強してるの?って思う。

昔聞いたら、教科書読めばわかるって言ってたから、それ以降は聞かないことにしてる。