完璧な私が完璧じゃなくなるとき



「あっ!美琴ちゃん、佐原くん!」

駅に着けばもう既にひよりちゃんが待っていた。

私服は、白とピンクでフリル付き。

対して私は、ジーパンと白Tシャツ。

ちなみに優人はジーパンと黒Tシャツ。

お揃いみたいになったのはたまたま。

……だと思う。

変に意識しすぎちゃってる。

私が頼ったり甘えたりしたら、面倒なの知ってるのに…。

「美琴ちゃん、どうしたの?」

「えっ?」

「今日なんか変なんだよ。」

「そんなに変?」

「歴代3番目くらいには。」

え、優人の前でそんなに変なことした自覚ないんだけど?

「え、なにそれ!気になるんだけど?」

「教えないから。」

なんて言いながら、コンビニに寄る。

みんなの休憩中に食べるお菓子を買うために。

ひよりちゃんはまだ、なんで教えてくれないのって、膨れてる。

そんな表情も似合うけど、優人は一切見てない。

「あっ、そうだ。ひよりちゃん。」

「なぁに?美琴ちゃん。」

「お昼ご飯食べた?」

「あっ、実はまだ食べてないんだよね。」

「じゃあ、勉強始める前に食べよ?」